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えほん制作日記 選考会のようす
皆さまからの“たいせつなこと。”「くらしえほんキャンペーン2015」の入賞3作品が決定しました。
かけがえのないご家族やお友達、ペットとの想い出から
毎日の暮らしの中で偶然であった出来事など
どの作品にもこのエピソードを“えほん”として
ぜひ残したいという気持ちが伝わってくる
心に響くエピソードがたくさん寄せられました。

2015年12月、「くらしえほん」事務局スタッフによる選考を行い、
過去最多のご応募の中から、7作品まで選出!

最終選考では総勢1,000名を超える
クラシエ社員とたんぽぽメンバーの皆さまの投票により、
今年も3つの優秀賞作品が決定しました!!
取材のようす
すてきなからまわり
原作者 桃のたね さん
原作者 桃のたね さん
このエピソードは、皆さんもこれに近い経験をしたことがあるのではないかという電車での出来事で、心やさしいお父さんの「すてきなからまわり」のお話です。

思いやりの気持ちを行動にうつすとき、緊張することもありますが、思い切って行動してみることも大切であると感じました。また、人への「ちょっとした思いやり」が、それを見ていた周りの人たちからどんどん繋がっていったらいいな〜と思いました。

取材でお話を伺うと、普段はそれほど積極的ではないというお父さん。そんないつもとは違うお父さんの勇気ある行動と空回りに、温かい気持ちになりました。
イラストレーター 丹下京子さん
イラストレーター 丹下京子さん
初めてお話を読ませて頂いた瞬間、私は手元にあったスケッチブックにふっと浮かんだパパの顔を描きとめました。するとそのパパが私の中でどんどん動きだし、ぼくとの楽しいおでかけの風景が頭の中に広がってきたのです。

ある夏の日、電車の中での小さな出来事。ちょっとぼくの前だとがんばりすぎてしまう心優しいパパ、それを不安げに見守るぼくの気持ち、周りにいる人たちのさまざまな感情、表情‥限られたぺージの中で、それを絵本としてちゃんと表現するために、私は散々迷い、苦しみました。1ページ1ページに登場するみんなの思いを、ぜーんぶ盛り込みたい!ぜーんぶ伝えたい! 私はもう必死でぬりぬり描き描き、ようやく出来上がったのがこの「すてきなからまわり」です。

これを読んだパパとぼくが、ちょっぴり笑って幸せな気持ちになってくれたらいいなあ‥
写真
いつものとおりみち
原作者 さらみな さん
原作者 さらみな さん
次女のみなみちゃんは、すこし人見知りで、とても甘えん坊な女の子。今回は、そんなみなみちゃんと警備員さんとの挨拶を通じた心温まるエピソードです。

毎日何気なく通る道で、こんなにも素敵な交流が生まれることがあるんだなぁ〜と嬉しくなり、このことはみなみちゃんにとっても一生の宝物なのだと感じました。お話を伺っている間に、時々涙ぐむさらみなさんも印象的でした。

このエピソードは、当事者の自分だけではなく、周りの友達に話してもみんな感動してくれるので、誰しもが心あたたまることなんだと感じ、この度ご応募くださったとのこと。私たちも胸がいっぱいになりました!
イラストレーター 野田あいさん
イラストレーター 野田あいさん
お話しを読ませていただいたとき、ちょうど息子の幼稚園入園が間近の時期でしたので大変驚き、また嬉しい気持ちになりました。

はじめてお母さんと離れるみなみちゃんのドキドキと、警備員のおじさんとのふれあいの中でどんどん成長していく様子を表現できたらと思い、心を込めて描きました。

みなみちゃんの気持ちになったり、みなみちゃんを見守るお母さんの気持ちになったりと、とてもあたたかな気持ちで、楽しく描かせていただきました。
写真
まゆげのおまじない
原作者 やぎかなこ さん
原作者 やぎかなこ さん
エピソードを読み終えたあと、誰もが鏡の前で試してみたくなる「眉毛のおまじない」。
ご本人も「今でも朝起きて鏡の前で実践しているんですよ。悲しいことや、辛いことがあった友達にもおまじないを教えてあげてます。」と笑顔で語っていだきました。

“お姉ちゃんなんだから”と三姉妹の長女として厳しくしつけられてきた子どもの頃。
そんな私(ご本人)をいつも暖かく愛してくれたのがおじいちゃんでした。やさしい自慢のおじいちゃんとの大切な思い出。

取材の後半で「おじいちゃんが生きた証を絵本として残せることがうれしいです」の言葉がとても印象的でした。
イラストレーター 中島陽子さん
イラストレーター 中島陽子さん
作者さんと同じく私も長女なので読んでいてどこか懐かしい気持ちになりました。可愛らしい主人公の女の子のイメージが頭に浮かびました。

素朴で温かくチャーミングな絵を描きたいと思いました。まゆ毛のシーンは鏡に向かって表情を確かめながら描きました。確認のはずがすっかりおまじないにかかってしまい、可笑しくって楽しくって効果てきめんでした。肩の力を抜いて描くことができました。

絵本のお仕事は初めてでした。デザイナーさんとイメージを確かめあったり、構図の使い方など気付くことも多く勉強になりました。素敵なお話しなので読んだ人みんなが笑顔になると嬉しいです。
写真
えほん進呈のようす
すてきなからまわり (桃のたね さん)
すてきなからまわり (桃のたね さん)
今回絵本となった3つのお話(絵本)を1セット贈呈すると、「“すてきなからまわり”以外のお話も一緒にいただけるんですね!」と喜んでくださった“もものたねさん”。

絵本の中で元気に二カッと笑ったり、しょんぼり残念がったりと表情がクルクルと変化する“お父さん”のからまわりを見ながら、クスクスクスと笑いながら絵本を読まれる時間はとても温かいものでした。

「主人とWEBの制作日記で、どんなイラストなのかチラッと見ていて、『雰囲気にあっているね』と話していたんです」と、笑顔でお話くださいました!
また、布張りの絵本の表紙も気に入っていただき、うれしそうに絵本を眺めているご様子を見ることができ、わたしたち事務局スタッフにも笑顔がこぼれました。
いつものとおりみち (さらみな さん)
絵本をお渡しした瞬間に、主人公のみなみちゃんのイラストが、実際のみなみちゃんの雰囲気ととてもよく似ていたことに感激してくださいました。実際のお写真を見せていただき、本当にかわいらしい姿がそっくりで事務局スタッフも思わずびっくり!!

そんなとってもかわいらしいみなみちゃんも、今はもう小学2年生になったそう。シャイなみなみちゃんの大きくなった最近のこととを伺うと、実は今でも少しまだ恥ずかしがりやさんなところが残っているそうで、授業参観のときにお母さんには手を上げた姿を見せたいけれど先生に指されないようにと工夫している様子などたくさんのエピソードをお話してくださいました。

「この絵本に携わったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです」とおっしゃってくださったさらみなさんに、私たちもとても温かい気持ちにさせていただきました。
いつものとおりみち (さらみな さん)
まゆげのおまじない (やぎかなこ さん)
まゆげのおまじない (やぎかなこ さん)
絵本の大きさが想像以上に大きいことや、表紙が布であること、紙の質感など、ひとつひとつに感嘆の声を上げていただき、「自分のエピソードがこんな形になるなんて、今まで経験したことのない、なんとも言えない気持ちです」と絵本を手にした心境を語っていただきました。

絵本を広げた後も「うわぁ、おじいちゃんの髪型こんな感じでした」「そうそう、パーティー用の帽子を被っていました!」…と、ページをめくるたびに、ご自身の思い出と絵本のエピソードが重なっていく様子がとても印象的でした。

ちょうど2週間後にご実家に帰省される予定があるそうで、ご家族の方にはご自身の手でお渡しできるとのこと。その際には、絵本を見ながら、ご家族で、たくさんの思い出を語りあっていただきたいです。
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前回のえほん制作日記
かけがえのないご家族やお友達、ペットとの想い出から毎日の暮らしの中で偶然であった出来事などどの作品にもこのエピソードを“えほん”としてぜひ残したいという気持ちが伝わってくる心に響くエピソードがたくさん寄せられました。

2015年12月、「くらしえほん」事務局スタッフによる選考を行い、過去最多のご応募の中から、7作品まで選出!

最終選考では総勢1,000名を超えるクラシエ社員とたんぽぽメンバーの皆さまの投票により、今年も3つの優秀賞作品が決定しました!!
このエピソードは、皆さんもこれに近い経験をしたことがあるのではないかという電車での出来事で、心やさしいお父さんの「すてきなからまわり」のお話です。

思いやりの気持ちを行動にうつすとき、緊張することもありますが、思い切って行動してみることも大切であると感じました。また、人への「ちょっとした思いやり」が、それを見ていた周りの人たちからどんどん繋がっていったらいいな〜と思いました。

取材でお話を伺うと、普段はそれほど積極的ではないというお父さん。そんないつもとは違うお父さんの勇気ある行動と空回りに、温かい気持ちになりました。
初めてお話を読ませて頂いた瞬間、私は手元にあったスケッチブックにふっと浮かんだパパの顔を描きとめました。するとそのパパが私の中でどんどん動きだし、ぼくとの楽しいおでかけの風景が頭の中に広がってきたのです。

ある夏の日、電車の中での小さな出来事。ちょっとぼくの前だとがんばりすぎてしまう心優しいパパ、それを不安げに見守るぼくの気持ち、周りにいる人たちのさまざまな感情、表情‥限られたぺージの中で、それを絵本としてちゃんと表現するために、私は散々迷い、苦しみました。1ページ1ページに登場するみんなの思いを、ぜーんぶ盛り込みたい!ぜーんぶ伝えたい! 私はもう必死でぬりぬり描き描き、ようやく出来上がったのがこの「すてきなからまわり」です。

これを読んだパパとぼくが、ちょっぴり笑って幸せな気持ちになってくれたらいいなあ‥
次女のみなみちゃんは、すこし人見知りで、とても甘えん坊な女の子。今回は、そんなみなみちゃんと警備員さんとの挨拶を通じた心温まるエピソードです。

毎日何気なく通る道で、こんなにも素敵な交流が生まれることがあるんだなぁ〜と嬉しくなり、このことはみなみちゃんにとっても一生の宝物なのだと感じました。お話を伺っている間に、時々涙ぐむさらみなさんも印象的でした。

このエピソードは、当事者の自分だけではなく、周りの友達に話してもみんな感動してくれるので、誰しもが心あたたまることなんだと感じ、この度ご応募くださったとのこと。私たちも胸がいっぱいになりました!
お話しを読ませていただいたとき、ちょうど息子の幼稚園入園が間近の時期でしたので大変驚き、また嬉しい気持ちになりました。

はじめてお母さんと離れるみなみちゃんのドキドキと、警備員のおじさんとのふれあいの中でどんどん成長していく様子を表現できたらと思い、心を込めて描きました。

みなみちゃんの気持ちになったり、みなみちゃんを見守るお母さんの気持ちになったりと、とてもあたたかな気持ちで、楽しく描かせていただきました。
エピソードを読み終えたあと、誰もが鏡の前で試してみたくなる「眉毛のおまじない」。
ご本人も「今でも朝起きて鏡の前で実践しているんですよ。悲しいことや、辛いことがあった友達にもおまじないを教えてあげてます。」と笑顔で語っていだきました。

“お姉ちゃんなんだから”と三姉妹の長女として厳しくしつけられてきた子どもの頃。
そんな私(ご本人)をいつも暖かく愛してくれたのがおじいちゃんでした。やさしい自慢のおじいちゃんとの大切な思い出。

取材の後半で「おじいちゃんが生きた証を絵本として残せることがうれしいです」の言葉がとても印象的でした。
作者さんと同じく私も長女なので読んでいてどこか懐かしい気持ちになりました。可愛らしい主人公の女の子のイメージが頭に浮かびました。

素朴で温かくチャーミングな絵を描きたいと思いました。まゆ毛のシーンは鏡に向かって表情を確かめながら描きました。確認のはずがすっかりおまじないにかかってしまい、可笑しくって楽しくって効果てきめんでした。肩の力を抜いて描くことができました。

絵本のお仕事は初めてでした。デザイナーさんとイメージを確かめあったり、構図の使い方など気付くことも多く勉強になりました。素敵なお話しなので読んだ人みんなが笑顔になると嬉しいです。
今回絵本となった3つのお話(絵本)を1セット贈呈すると、「“すてきなからまわり”以外のお話も一緒にいただけるんですね!」と喜んでくださった“もものたねさん”。

絵本の中で元気に二カッと笑ったり、しょんぼり残念がったりと表情がクルクルと変化する“お父さん”のからまわりを見ながら、クスクスクスと笑いながら絵本を読まれる時間はとても温かいものでした。

「主人とWEBの制作日記で、どんなイラストなのかチラッと見ていて、『雰囲気にあっているね』と話していたんです」と、笑顔でお話くださいました!
また、布張りの絵本の表紙も気に入っていただき、うれしそうに絵本を眺めているご様子を見ることができ、わたしたち事務局スタッフにも笑顔がこぼれました。
絵本をお渡しした瞬間に、主人公のみなみちゃんのイラストが、実際のみなみちゃんの雰囲気ととてもよく似ていたことに感激してくださいました。実際のお写真を見せていただき、本当にかわいらしい姿がそっくりで事務局スタッフも思わずびっくり!!

そんなとってもかわいらしいみなみちゃんも、今はもう小学2年生になったそう。シャイなみなみちゃんの大きくなった最近のこととを伺うと、実は今でも少しまだ恥ずかしがりやさんなところが残っているそうで、授業参観のときにお母さんには手を上げた姿を見せたいけれど先生に指されないようにと工夫している様子などたくさんのエピソードをお話してくださいました。

「この絵本に携わったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです」とおっしゃってくださったさらみなさんに、私たちもとても温かい気持ちにさせていただきました。
絵本の大きさが想像以上に大きいことや、表紙が布であること、紙の質感など、ひとつひとつに感嘆の声を上げていただき、「自分のエピソードがこんな形になるなんて、今まで経験したことのない、なんとも言えない気持ちです」と絵本を手にした心境を語っていただきました。

絵本を広げた後も「うわぁ、おじいちゃんの髪型こんな感じでした」「そうそう、パーティー用の帽子を被っていました!」…と、ページをめくるたびに、ご自身の思い出と絵本のエピソードが重なっていく様子がとても印象的でした。

ちょうど2週間後にご実家に帰省される予定があるそうで、ご家族の方にはご自身の手でお渡しできるとのこと。その際には、絵本を見ながら、ご家族で、たくさんの思い出を語りあっていただきたいです。