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えほん制作日記 選考会のようす
笑ったり、泣いたり皆様の心に残る、沢山のエピソード。「くらしえほんキャンペーン2014」の優秀賞作品が決定いたしました。
普段の何気ない会話で気づかされたこと。
大切な人との心あたたまる想い出など、
どの作品にも、このエピソードを“えほん”としてぜひ残したいという気持ちと、御応募下さった方々の、たくさんのたいせつな想いがつまっておりました。

応募作品を全て拝読し、「くらしえほん」事務局スタッフによる、
1次〜2次選考を経て、沢山の応募から7作品まで選出いたしました。

そして、最終選考では総勢1,086名のクラシエ社員とたんぽぽメンバーの皆さまの投票を行い、今年も3つの優秀賞作品が決定しました。

取材のようす
ままごとべんとう
原作者 ひらたたえこ さん
原作者 ひらたたえこ さん
娘の“ここあちゃん”は、普段からとっても世話好きでおままごと大好きな女の子。今回の作品も、そんなここあちゃんの可愛い行動から生まれたなんともほほえましいエピソードです。

応募いただいたエピソード以外にも、「実際にオーブントースターで料理をしている私の仕草を見て、自分もおもちゃの食材をトースターに入れて焼く真似をしたりするんですよ〜!」と、笑顔で話してくれるひらたたえこさん。その姿からは、とても仲良しで素敵なご家族の様子が伝わってきました。

最後にクラシエ商品をお渡しすると、「いち髪使っています^^」と、とても嬉しいひと言をいただき、ほっこりした気持ちで帰路につきました。
イラストレーター 工藤陽之さん
イラストレーター 工藤陽之さん
お話を読み終わってすぐ、パパのために一生懸命お弁当をつくる小さな女の子「ここちゃん」を、かわいらしく元気いっぱいに描きたいという思いがあふれました。

「ママのお手伝いがしたい」、「大好きなパパのために」というここちゃんの思いやりや優しさを、限られたページの中でどのような表情で描いたらよいのか?また、失敗をみんなで笑いあえるあたたかい家庭のパパはどのような感じなのか?など、様々なアイデアを思い浮かべては何度も試行錯誤を繰り返しました。

はじめての絵本のお仕事ということもあり緊張していましたが、僕自身が楽しんで描くことが一番なんだと考え、制作に没頭していたらそのまま楽しいうちにいつのまにか出来上がっていたような気がします。

ここちゃんの絵は、今でも仕事部屋の壁にちょこんと貼っていて、疲れた時は彼女からときどき元気を分けてもらっています。
写真
ゆきうさぎのおもいで
原作者 かずばんび さん
原作者 かずばんび さん
「普段は法律を専門に仕事をしているのでカタイ文章は書けるのですが・・・。絵本のエピソードをいざ書くとなると、どうしようか苦労しました・・」と話してくださった“かずばんびさん”でしたが、ご応募いただいたエピソードは、情景が目に浮かぶほんとうに素敵なお話でした!

取材でご本人から直接エピソードにまつわる話を伺うことで、あまり雪が降らない九州の街に歴史的大雪が降った日は、かずばんびさんにとってかけがえのないお母様との大事な思い出の日でもあるのだということを改めて感じました。

事務局一同、かずばんびさんの一言ひと言に、だんだんと胸があつくなっていく・・そんな貴重な時間となりました。
イラストレーター 浅野みどりさん
イラストレーター 浅野みどりさん
お話をはじめて読ませて頂いたとき、きらきらと輝く雪うさぎが目に浮かびました。同時に“ぼく”が喜ぶ顔を浮かべながらこの雪うさぎを作っているお母さんの姿も目に浮び、おかあさんのやさしさを少しでも表現できたらいいなと思いながら制作をはじめました。

原作者の方の実体験が元になったエピソードだと伺ったので、その方の思いをどうか壊しませんように、と祈るような気持ちで制作しました。

絵本の仕事はかねてから挑戦してみたかったので、お話を頂いた時はとてもうれしかったです。それも、ある個人の方の特別なお話に絵をつけるということで、誰かのために絵を描くという行為をとても近く感じられ、自分にとっても特別な一冊になると思います。
写真
はるをさがしに
原作者 てっちゃんまま さん
原作者 てっちゃんまま さん
この作品は、息子のかずくんが小学校1年生の3月頃のエピソード。お話上手なてっちゃんままさんから当時の状況をくわしく教えていただきました。ペンネームの“てっちゃんまま”は、かずくんが小さい頃電車が好き(てっちゃん)だったことが由来でした。
近くの川原に春を探しにいって石を見つけて帰ってきたかずくんの言葉におもわずハッ!とさせられた私たちですがさらにクスッっと笑ってしまう”続きのエピソード”もありますますびっくり!!!

「子どもって、ほんと面白いことを考えますよー!」とその他のたくさんのエピソードから伝わってくるかずくんの感性に、ただただ刺激を受けまくりの事務局一同だったのでした。
イラストレーター 柿崎紗良さん
イラストレーター 柿崎紗良さん
最初にお話を拝見させていただいたのはまだ寒さの厳しい季節でしたが、頭の中に春の景色が次々と浮かんでくる、想像力をかきたてられるストーリーでした。そのため、制作はとてもスムーズに進みました。

春の暖かさ、石の温度、そして、カズくんとお母さんの心情を色で表現しようと思い、試行錯誤しました。また、はじめはお母さんにとってなんの変哲もなかった石が、カズくんの一言でどんどん魅力的なものへと変わっていくよう意識して描きました。カズくんのおかげで、私にとっても石は大変気になる存在になりました。

絵本のお仕事は私の目標の一つだったので、今回「春を探しに」のストーリーと出会え、制作に関われた事をとても嬉しく思っています。
写真
えほん進呈のようす
ままごとべんとう(ひらたたえこ さん)
ままごとべんとう(ひらたたえこ さん)
絵本をお渡しすると、じっくり1ページ1ページめくり、真剣な表情でご覧になっていたひらたさん。ご自身が投稿したエピソードの文章が、あちこちにいかされていることに驚かれていました。お送りいただいたエピソードがとても素敵で、コピーライターがその言葉を大事にしたいと思った気持ちが伝わったでしょうか。
パパにお弁当を作った主人公の“ここちゃん”が今回は同席。ちょっと恥ずかしそうにしながらも自分でページをめくりながらニコニコしている姿に感動しました。 “ここちゃん”が、くらしえほんのことを幼稚園の先生にお話してくれたようで、なんと幼稚園の絵本コーナーにも置いていただけることに
かわいい“ここちゃん”に、癒されっぱなしの私たちでした。これからも仲良し家族でいてくださいね♪
ゆきうさぎのおもいで(かずばんび さん)
くらしえほん優秀賞がきっかけで、かずばんびさんの周りでは執筆を頼まれたりなどさまざまなことが起こっているようで、取材から約4ヶ月ぶりの再会に、絵本のことではなく、かずばんびさんのこの3〜4ヶ月の出来事の話で、盛り上がりました!

そして、いよいよ絵本贈呈。「WEBサイトで見るより、ずっと大きくてしっかりしてるんですね」とびっくりいただいたご様子でした。イラストもご自身のエピソードに合っていると、とても気にいってくださったようです。静かに何度も絵本を読み返すかずばんびさんの周りには、とても温かい空気が流れていました。
「実家の洋服店にも飾りますし、母の兄弟・姉妹や、もちろん私の子どもたちに も1人1冊渡そうとおもってます。本当に、私たち家族の“家宝”になります。ありがとうございます」と、かずばんびさんにいっていただきました。ありがとうございました!
ゆきうさぎ(かずばんび さん)
はるをさがしに(てっちゃんまま さん)
はるをさがしに(てっちゃんまま さん)
「わー!想像していたのより、大きいんですね!」と、30cm正方形の絵本を見て驚かれたてっちゃんままさん。お渡しすると、大きな瞳を輝かせて、ご自身のエピソードの絵本をパラパラとめくりながら「後で、じっくりゆっくり読みますね」と、笑顔。
えほんの文章に、“かずくん”とお名前が入っていることにもとても感激いただき、小学校からかずくんが帰ってきたら一緒に読みますととても喜んでいただけました!

てっちゃんままさんは、小学校で絵本読み聞かせをするサークルでご活動もされており、今回のくらしえほんもご紹介いただけるとのこと!「紹介するのはちょっと恥ずかしいけど、楽しみです」とお話されるてっちゃんままさん、これからも素敵な思い出を作っていってくださいね☆
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前回のえほん制作日記
普段の何気ない会話で気づかされたこと。大切な人との心あたたまる想い出など、どの作品にも、このエピソードを“えほん”としてぜひ残したいという気持ちと、御応募下さった方々の、たくさんのたいせつな想いがつまっておりました。

応募作品を全て拝読し、「くらしえほん」事務局スタッフによる、1次〜2次選考を経て、沢山の応募から7作品まで選出いたしました。

そして、最終選考では総勢1,086名のクラシエ社員とたんぽぽメンバーの皆さまの投票を行い、今年も3つの優秀賞作品が決定しました。
娘の“ここあちゃん”は、普段からとっても世話好きでおままごと大好きな女の子。今回の作品も、そんなここあちゃんの可愛い行動から生まれたなんともほほえましいエピソードです。

応募いただいたエピソード以外にも、「実際にオーブントースターで料理をしている私の仕草を見て、自分もおもちゃの食材をトースターに入れて焼く真似をしたりするんですよ〜!」と、笑顔で話してくれるひらたたえこさん。その姿からは、とても仲良しで素敵なご家族の様子が伝わってきました。

最後にクラシエ商品をお渡しすると、「いち髪使っています^^」と、とても嬉しいひと言をいただき、ほっこりした気持ちで帰路につきました。
お話を読み終わってすぐ、パパのために一生懸命お弁当をつくる小さな女の子「ここちゃん」を、かわいらしく元気いっぱいに描きたいという思いがあふれました。

「ママのお手伝いがしたい」、「大好きなパパのために」というここちゃんの思いやりや優しさを、限られたページの中でどのような表情で描いたらよいのか?また、失敗をみんなで笑いあえるあたたかい家庭のパパはどのような感じなのか?など、様々なアイデアを思い浮かべては何度も試行錯誤を繰り返しました。

はじめての絵本のお仕事ということもあり緊張していましたが、僕自身が楽しんで描くことが一番なんだと考え、制作に没頭していたらそのまま楽しいうちにいつのまにか出来上がっていたような気がします。

ここちゃんの絵は、今でも仕事部屋の壁にちょこんと貼っていて、疲れた時は彼女からときどき元気を分けてもらっています。
「普段は法律を専門に仕事をしているのでカタイ文章は書けるのですが・・・。絵本のエピソードをいざ書くとなると、どうしようか苦労しました・・」と話してくださった“かずばんびさん”でしたが、ご応募いただいたエピソードは、情景が目に浮かぶほんとうに素敵なお話でした!

取材でご本人から直接エピソードにまつわる話を伺うことで、あまり雪が降らない九州の街に歴史的大雪が降った日は、かずばんびさんにとってかけがえのないお母様との大事な思い出の日でもあるのだということを改めて感じました。

事務局一同、かずばんびさんの一言ひと言に、だんだんと胸があつくなっていく・・そんな貴重な時間となりました。
お話をはじめて読ませて頂いたとき、きらきらと輝く雪うさぎが目に浮かびました。同時に“ぼく”が喜ぶ顔を浮かべながらこの雪うさぎを作っているお母さんの姿も目に浮び、おかあさんのやさしさを少しでも表現できたらいいなと思いながら制作をはじめました。

原作者の方の実体験が元になったエピソードだと伺ったので、その方の思いをどうか壊しませんように、と祈るような気持ちで制作しました。

絵本の仕事はかねてから挑戦してみたかったので、お話を頂いた時はとてもうれしかったです。それも、ある個人の方の特別なお話に絵をつけるということで、誰かのために絵を描くという行為をとても近く感じられ、自分にとっても特別な一冊になると思います。
この作品は、息子のかずくんが小学校1年生の3月頃のエピソード。お話上手なてっちゃんままさんから当時の状況をくわしく教えていただきました。ペンネームの“てっちゃんまま”は、かずくんが小さい頃電車が好き(てっちゃん)だったことが由来でした。
近くの川原に春を探しにいって石を見つけて帰ってきたかずくんの言葉におもわずハッ!とさせられた私たちですがさらにクスッっと笑ってしまう”続きのエピソード”もありますますびっくり!!!

「子どもって、ほんと面白いことを考えますよー!」とその他のたくさんのエピソードから伝わってくるかずくんの感性に、ただただ刺激を受けまくりの事務局一同だったのでした。
最初にお話を拝見させていただいたのはまだ寒さの厳しい季節でしたが、頭の中に春の景色が次々と浮かんでくる、想像力をかきたてられるストーリーでした。そのため、制作はとてもスムーズに進みました。

春の暖かさ、石の温度、そして、カズくんとお母さんの心情を色で表現しようと思い、試行錯誤しました。また、はじめはお母さんにとってなんの変哲もなかった石が、カズくんの一言でどんどん魅力的なものへと変わっていくよう意識して描きました。カズくんのおかげで、私にとっても石は大変気になる存在になりました。

絵本のお仕事は私の目標の一つだったので、今回「春を探しに」のストーリーと出会え、制作に関われた事をとても嬉しく思っています。
絵本をお渡しすると、じっくり1ページ1ページめくり、真剣な表情でご覧になっていたひらたさん。ご自身が投稿したエピソードの文章が、あちこちにいかされていることに驚かれていました。お送りいただいたエピソードがとても素敵で、コピーライターがその言葉を大事にしたいと思った気持ちが伝わったでしょうか。
パパにお弁当を作った主人公の“ここちゃん”が今回は同席。ちょっと恥ずかしそうにしながらも自分でページをめくりながらニコニコしている姿に感動しました。 “ここちゃん”が、くらしえほんのことを幼稚園の先生にお話してくれたようで、なんと幼稚園の絵本コーナーにも置いていただけることに
かわいい“ここちゃん”に、癒されっぱなしの私たちでした。これからも仲良し家族でいてくださいね♪
くらしえほん優秀賞がきっかけで、かずばんびさんの周りでは執筆を頼まれたりなどさまざまなことが起こっているようで、取材から約4ヶ月ぶりの再会に、絵本のことではなく、かずばんびさんのこの3〜4ヶ月の出来事の話で、盛り上がりました!

そして、いよいよ絵本贈呈。「WEBサイトで見るより、ずっと大きくてしっかりしてるんですね」とびっくりいただいたご様子でした。イラストもご自身のエピソードに合っていると、とても気にいってくださったようです。静かに何度も絵本を読み返すかずばんびさんの周りには、とても温かい空気が流れていました。
「実家の洋服店にも飾りますし、母の兄弟・姉妹や、もちろん私の子どもたちに も1人1冊渡そうとおもってます。本当に、私たち家族の“家宝”になります。ありがとうございます」と、かずばんびさんにいっていただきました。ありがとうございました!
「わー!想像していたのより、大きいんですね!」と、30cm正方形の絵本を見て驚かれたてっちゃんままさん。お渡しすると、大きな瞳を輝かせて、ご自身のエピソードの絵本をパラパラとめくりながら「後で、じっくりゆっくり読みますね」と、笑顔。
えほんの文章に、“かずくん”とお名前が入っていることにもとても感激いただき、小学校からかずくんが帰ってきたら一緒に読みますととても喜んでいただけました!

てっちゃんままさんは、小学校で絵本読み聞かせをするサークルでご活動もされており、今回のくらしえほんもご紹介いただけるとのこと!「紹介するのはちょっと恥ずかしいけど、楽しみです」とお話されるてっちゃんままさん、これからも素敵な思い出を作っていってくださいね☆