KIKIは3歳。保育園に通っています。
お正月におばあちゃんからおまもりをもらいました。
カエルとおたまじゃくしが刺繍してあるお守りです。
お母さんが 「これはね、毎日、ききちゃんが元気に保育園からお家に帰ってきますようにっていう願いが込められているのよ」といって園のリュックにくくりつけてくれました。その日の夕方、KIKIはお母さんにプゼレント(プレゼント)をあげました。
園のお散歩で見つけた葉っぱ。茎からしゅっと2枚の葉っぱが出ている笹の葉っぱです。
「これはね、お母さんのおまもり。お母さんが毎日うさぎになってぴょんぴょん急いで会社から帰ってくるお守りなのよ」
(お母さんはうさぎさんの耳のような笹の葉っぱを会社の机に貼って、お仕事をがんばって終わらせて、毎日うさぎさんのようにぴょんぴょんと保育園に迎えに行っています。とてもよくきくお守りでした)
お正月におばあちゃんからおまもりをもらいました。
カエルとおたまじゃくしが刺繍してあるお守りです。
お母さんが 「これはね、毎日、ききちゃんが元気に保育園からお家に帰ってきますようにっていう願いが込められているのよ」といって園のリュックにくくりつけてくれました。その日の夕方、KIKIはお母さんにプゼレント(プレゼント)をあげました。
園のお散歩で見つけた葉っぱ。茎からしゅっと2枚の葉っぱが出ている笹の葉っぱです。
「これはね、お母さんのおまもり。お母さんが毎日うさぎになってぴょんぴょん急いで会社から帰ってくるお守りなのよ」
(お母さんはうさぎさんの耳のような笹の葉っぱを会社の机に貼って、お仕事をがんばって終わらせて、毎日うさぎさんのようにぴょんぴょんと保育園に迎えに行っています。とてもよくきくお守りでした)
小学校2、3年の頃。自転車で車道を走っていて歩道に上がろうとしたら、車道と歩道の小さな段差にぶつかって自転車ごと転んでしまった。
タイヤはパンク、ぶつけた足がひどく痛んだ。恥ずかしさから冷静を取り繕って、澄ました顔で起き上がり、自転車を押して歩こうとしたら、膝からびっくりするくらい血が流れ出ていた。
(こんな姿、誰かに見られたら恥ずかしい!)
早く家に帰ろうとしたけど、パンクした自転車に乗ることもできず、しかも膝の血はどんどん足を伝って流れていく。泣きそうになりながら歩いていたら、向こうから歩いてきたおばさんが「どうしたの!大丈夫?」と駆け寄ってきて、自分のカバンからティッシュを出して血を拭いてくれた。
そして、薄い水色の、きれいなガーゼのハンカチを膝へ巻いてくれた。
涙が出そうになるほど嬉しかったのに咄嗟に言葉が出ず、そのおばさんは「もう大丈夫ね。早く帰りなさい」と言って歩いて行こうとしたので、私はお辞儀だけして、別れたと思う。
家に帰って母にそのことを話し、母が新聞の地域欄に「見ていたらご連絡ください」と転んだ日の日時と場所と詳細を投稿してくれたが、連絡はなかった。
あれから約30年。母が洗濯してきれいにたたまれた水色のガーゼのハンカチは、今も実家のタンスの引き出しの奥に。
左ひざにかすかに残る傷跡を見ると、あの時のことを思い出す。
タイヤはパンク、ぶつけた足がひどく痛んだ。恥ずかしさから冷静を取り繕って、澄ました顔で起き上がり、自転車を押して歩こうとしたら、膝からびっくりするくらい血が流れ出ていた。
(こんな姿、誰かに見られたら恥ずかしい!)
早く家に帰ろうとしたけど、パンクした自転車に乗ることもできず、しかも膝の血はどんどん足を伝って流れていく。泣きそうになりながら歩いていたら、向こうから歩いてきたおばさんが「どうしたの!大丈夫?」と駆け寄ってきて、自分のカバンからティッシュを出して血を拭いてくれた。
そして、薄い水色の、きれいなガーゼのハンカチを膝へ巻いてくれた。
涙が出そうになるほど嬉しかったのに咄嗟に言葉が出ず、そのおばさんは「もう大丈夫ね。早く帰りなさい」と言って歩いて行こうとしたので、私はお辞儀だけして、別れたと思う。
家に帰って母にそのことを話し、母が新聞の地域欄に「見ていたらご連絡ください」と転んだ日の日時と場所と詳細を投稿してくれたが、連絡はなかった。
あれから約30年。母が洗濯してきれいにたたまれた水色のガーゼのハンカチは、今も実家のタンスの引き出しの奥に。
左ひざにかすかに残る傷跡を見ると、あの時のことを思い出す。
私が、小学2年生の時、買ったばかりの時計を、妹と壊してしまったエピソード。
母が午後3時にパート先の薬局から帰ってくるのを、妹と家で待っていた。壁の時計を見ると、3時まで後15分。
そのとき私は、「いいことおもいついた!時計の針を動かして3時にしちゃえば、お母さん帰ってくるよ」
私が椅子を押さえ、妹が椅子の上に乗って時計の針を動かしはじめた。
「ガシャーン」壁から時計が落ち、ガラスが割れ、新しい時計は壊れてしまった。
大変なことをしてしまったと、妹と二人でわんわん泣いた。
そして、二人で泣きながら、薬局へ母を迎えに行った。
母に、何があったのかと聞かれても、話もできず、ただ泣きじゃくるだけ。
3人で家に帰り、壊れた時計を見た母は、「二人に怪我がなくってよかった。」と笑顔。
「お母さんに、早く帰ってきて欲しかったから時計を3時にしたかったの」 と、やっとの思いで話したとき、母は、妹と私をぎゅっと抱きしめてくれた。
母が午後3時にパート先の薬局から帰ってくるのを、妹と家で待っていた。壁の時計を見ると、3時まで後15分。
そのとき私は、「いいことおもいついた!時計の針を動かして3時にしちゃえば、お母さん帰ってくるよ」
私が椅子を押さえ、妹が椅子の上に乗って時計の針を動かしはじめた。
「ガシャーン」壁から時計が落ち、ガラスが割れ、新しい時計は壊れてしまった。
大変なことをしてしまったと、妹と二人でわんわん泣いた。
そして、二人で泣きながら、薬局へ母を迎えに行った。
母に、何があったのかと聞かれても、話もできず、ただ泣きじゃくるだけ。
3人で家に帰り、壊れた時計を見た母は、「二人に怪我がなくってよかった。」と笑顔。
「お母さんに、早く帰ってきて欲しかったから時計を3時にしたかったの」 と、やっとの思いで話したとき、母は、妹と私をぎゅっと抱きしめてくれた。
KIKIは3歳。保育園に通っています。
お正月におばあちゃんからおまもりをもらいました。
カエルとおたまじゃくしが刺繍してあるお守りです。
お母さんが「これはね、毎日、ききちゃんが元気に保育園からお家に帰ってきますようにっていう願いが込められているのよ」といって園のリュックにくくりつけてくれました。その日の夕方、KIKIはお母さんにプゼレント(プレゼント)をあげました。
園のお散歩で見つけた葉っぱ。茎からしゅっと2枚の葉っぱが出ている笹の葉っぱです。
「これはね、お母さんのおまもり。お母さんが毎日うさぎになってぴょんぴょん急いで会社から帰ってくるお守りなのよ」
(お母さんはうさぎさんの耳のような笹の葉っぱを会社の机に貼って、お仕事をがんばって終わらせて、毎日うさぎさんのようにぴょんぴょんと保育園に迎えに行っています。とてもよくきくお守りでした)
お正月におばあちゃんからおまもりをもらいました。
カエルとおたまじゃくしが刺繍してあるお守りです。
お母さんが「これはね、毎日、ききちゃんが元気に保育園からお家に帰ってきますようにっていう願いが込められているのよ」といって園のリュックにくくりつけてくれました。その日の夕方、KIKIはお母さんにプゼレント(プレゼント)をあげました。
園のお散歩で見つけた葉っぱ。茎からしゅっと2枚の葉っぱが出ている笹の葉っぱです。
「これはね、お母さんのおまもり。お母さんが毎日うさぎになってぴょんぴょん急いで会社から帰ってくるお守りなのよ」
(お母さんはうさぎさんの耳のような笹の葉っぱを会社の机に貼って、お仕事をがんばって終わらせて、毎日うさぎさんのようにぴょんぴょんと保育園に迎えに行っています。とてもよくきくお守りでした)
小学校2、3年の頃。自転車で車道を走っていて歩道に上がろうとしたら、車道と歩道の小さな段差にぶつかって自転車ごと転んでしまった。
タイヤはパンク、ぶつけた足がひどく痛んだ。恥ずかしさから冷静を取り繕って、澄ました顔で起き上がり、自転車を押して歩こうとしたら、膝からびっくりするくらい血が流れ出ていた。
(こんな姿、誰かに見られたら恥ずかしい!)
早く家に帰ろうとしたけど、パンクした自転車に乗ることもできず、しかも膝の血はどんどん足を伝って流れていく。泣きそうになりながら歩いていたら、向こうから歩いてきたおばさんが「どうしたの!大丈夫?」と駆け寄ってきて、自分のカバンからティッシュを出して血を拭いてくれた。
そして、薄い水色の、きれいなガーゼのハンカチを膝へ巻いてくれた。
涙が出そうになるほど嬉しかったのに咄嗟に言葉が出ず、そのおばさんは「もう大丈夫ね。早く帰りなさい」と言って歩いて行こうとしたので、私はお辞儀だけして、別れたと思う。
家に帰って母にそのことを話し、母が新聞の地域欄に「見ていたらご連絡ください」と転んだ日の日時と場所と詳細を投稿してくれたが、連絡はなかった。
あれから約30年。母が洗濯してきれいにたたまれた水色のガーゼのハンカチは、今も実家のタンスの引き出しの奥に。
左ひざにかすかに残る傷跡を見ると、あの時のことを思い出す。
タイヤはパンク、ぶつけた足がひどく痛んだ。恥ずかしさから冷静を取り繕って、澄ました顔で起き上がり、自転車を押して歩こうとしたら、膝からびっくりするくらい血が流れ出ていた。
(こんな姿、誰かに見られたら恥ずかしい!)
早く家に帰ろうとしたけど、パンクした自転車に乗ることもできず、しかも膝の血はどんどん足を伝って流れていく。泣きそうになりながら歩いていたら、向こうから歩いてきたおばさんが「どうしたの!大丈夫?」と駆け寄ってきて、自分のカバンからティッシュを出して血を拭いてくれた。
そして、薄い水色の、きれいなガーゼのハンカチを膝へ巻いてくれた。
涙が出そうになるほど嬉しかったのに咄嗟に言葉が出ず、そのおばさんは「もう大丈夫ね。早く帰りなさい」と言って歩いて行こうとしたので、私はお辞儀だけして、別れたと思う。
家に帰って母にそのことを話し、母が新聞の地域欄に「見ていたらご連絡ください」と転んだ日の日時と場所と詳細を投稿してくれたが、連絡はなかった。
あれから約30年。母が洗濯してきれいにたたまれた水色のガーゼのハンカチは、今も実家のタンスの引き出しの奥に。
左ひざにかすかに残る傷跡を見ると、あの時のことを思い出す。
私が、小学2年生の時、買ったばかりの時計を、妹と壊してしまったエピソード。
母が午後3時にパート先の薬局から帰ってくるのを、妹と家で待っていた。壁の時計を見ると、3時まで後15分。
そのとき私は、「いいことおもいついた!時計の針を動かして3時にしちゃえば、お母さん帰ってくるよ」
私が椅子を押さえ、妹が椅子の上に乗って時計の針を動かしはじめた。
「ガシャーン」壁から時計が落ち、ガラスが割れ、新しい時計は壊れてしまった。
大変なことをしてしまったと、妹と二人でわんわん泣いた。
そして、二人で泣きながら、薬局へ母を迎えに行った。
母に、何があったのかと聞かれても、話もできず、ただ泣きじゃくるだけ。
3人で家に帰り、壊れた時計を見た母は、「二人に怪我がなくってよかった。」と笑顔。
「お母さんに、早く帰ってきて欲しかったから時計を3時にしたかったの」 と、やっとの思いで話したとき、母は、妹と私をぎゅっと抱きしめてくれた。
母が午後3時にパート先の薬局から帰ってくるのを、妹と家で待っていた。壁の時計を見ると、3時まで後15分。
そのとき私は、「いいことおもいついた!時計の針を動かして3時にしちゃえば、お母さん帰ってくるよ」
私が椅子を押さえ、妹が椅子の上に乗って時計の針を動かしはじめた。
「ガシャーン」壁から時計が落ち、ガラスが割れ、新しい時計は壊れてしまった。
大変なことをしてしまったと、妹と二人でわんわん泣いた。
そして、二人で泣きながら、薬局へ母を迎えに行った。
母に、何があったのかと聞かれても、話もできず、ただ泣きじゃくるだけ。
3人で家に帰り、壊れた時計を見た母は、「二人に怪我がなくってよかった。」と笑顔。
「お母さんに、早く帰ってきて欲しかったから時計を3時にしたかったの」 と、やっとの思いで話したとき、母は、妹と私をぎゅっと抱きしめてくれた。